NO1 受験に勝つには情報を集めよ。

 昔から「戦争」では情報が一番大事でした。(孫子の兵法「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。」です。)
 資格試験は、ある意味受験「戦争」です。可能な限りの情報を集めましょう。(このBlogを見つけたあなたは人に一歩先んじることができたはずです。おめでとうございます。)
 今の試験では、ほとんどの方が多くの情報を持っておられます。情報無しで試験に挑戦することは無謀です。
 日頃から情報収集に励みましょう。
 可能な方は、予備校や通信講座なども利用して情報収集してください。(NO10関連)
 なお、技術士試験は仕事が勉強になります。日々の仕事での情報収集を怠らないようにしてください。

NO2 受験を(周囲に)宣言せよ。

 受験を周囲に宣言すれば、自分を追い込むことができます。(追い込まれます?)そのことによって、集中力の向上が期待できます。
 資格によっては、受験すること自体が家族に迷惑をかけます。宣言して、家族の理解を得ましょう。(ほぼ間違いなく、家族サービスが低下します。)
 職場にも迷惑をかけることがあります。宣言して、職場の理解を得ましょう。(例えば、試験日が平日の場合は休まなければなりません。)もちろん、日頃からしっかり仕事をしておく必要があります。
 日頃の生み重ねは必要ですが、(可能なかぎり)受験を宣言して、理解をえられるよう努力してください。

NO3 時間を買え。(努力は減らせるかも)

 人間の一生の時間は限られています。
 可能であれば独学ではなく、予備校や通信講座あるいは合格者の体験などを利用しましょう。
 そのことによって、ほとんどの方が合格までの時間と労力を減らすことができます。
 不可能な場合にも、ネットで情報を集めて、少しでも時間と労力を減らしましょう。

NO4 試験に出ることを勉強せよ。(実力は合格してから身に付けよ。)

 あれもこれもと勉強しても合格できません。ある程度の割り切りが必要でしょう。試験に出ることを勉強しましょう。ほとんど出題されない分野を勉強しても合格は遠くなります。(本当の実力のためには勉強していただきたいのですけどね。)
 まずは合格すること。資格をとってからも、勉強は続けなければなりません。CPDですよね。

NO5 疑問を大事にしよう

 勉強する上では疑問を大事にすることが大事です。(疑問が腑に落ちれば忘れにくくなります。)
テキストを読む時に「何故こうなるんだ?」という疑問点については、納得できるまで勉強しましょう。人に聞いてもいいんです。そのことによって記憶に残ります。
 受験生は時間がないので、普通に理解できることを深く考える必要はありません。(そんなことは学者に任せましょう。)

 ちなみに「もっと効率的に勉強する技術!」という本にも同様のことが書いてありました。

NO6 記憶法(単語カードも使えます)

 アナログで時代遅れのようですが、単語カードは結構役に立ちます。
作成にあたっては、一枚には一つの事柄を書き込む方がいいでしょう。覚えたら保管用の場所に移動させます。
 一度覚えても人間は忘れる動物です。
覚えたカードは処分するのではなく、しばらくして見なおすことが大事です。

 ちなみに「もっと効率的に勉強する技術!」という本にも同様のことが書いてありました。

NO7 記憶法の紹介

 ほとんどの皆さんがやっている記憶法なんですが、「もっと効率的に勉強する技術!」という本に、分かりやすい記憶法名称で紹介されていました。
頭出し記憶法と九九式記憶法です。
 「頭出し」は、頭の部分だけを覚える記憶法です。例えば、技術士の定義を覚える時に、「技術士の名称を用いて,科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画,研究,設計,分析,試験,評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。 」のうち「計画,研究,設計,分析,試験,評価又はこれらに関する指導の業務」を「ケイケンセツブンシヒョウシ」と覚えるようなものです。
 「九九式」は、子供の時にやらされたように、何度も繰り返して「唱えて」覚えるだけです。覚えるまで繰り返すことが肝要です。

NO8 数字用の記憶法の紹介

 これもほとんどの皆さんがやっている数字記憶法なんですが、「語呂合わせ」と「数字転換記憶法」です。
 「語呂合わせ」の代表は「富士山ろくにオーム鳴く」でしょうかね。
 「数字転換記憶法」は、コマーシャルで電話番号を覚えさせるものがあります。最近では、携帯のキーに割り振られた数字と50音を利用する方法もあります。私もこれを思いついたときは小躍りしました。
 どちらも最終的には「九九式」で覚える必要があります。

 記憶法名称は「もっと効率的に勉強する技術!」という本の中で使われている名称です。

NO9 忘却曲線は事実だ。(忘れる前に復習せよ。)

 覚えて1日たてば、かなりの部分を忘れてしまいます。翌日には必ず復習しましょう。
 また、さらに2~3日後にも再度復習してください。
 そのことで記憶が定着するはずです。繰り返しが一番大事です。
 (天才や記憶の達人は別ですが、普通の人には)忘却曲線は間違いのない事実です。

NO10 いくつもの感覚器官を利用せよ。

 本を黙読するだけでは、目のみしか使いません。(視覚のみ)
 本を音読すれば、目と口と耳を使います。(視覚+聴覚)
 さらに音読しながらメモをとれば、手まで使います。(視覚+聴覚+触感)
 このようにいくつもの器官を使えば、記憶が確かになります。 
 複数の器官を使えば、黙読よりも時間はかかります。(黙読<音読<音読しながら書取り)
 記憶の確かさは、逆になります。(黙読>音読>音読しながら書取り)
 なお、特別な人以外は「黙読」で記憶するには繰り返しが何度も必要です。
 一般的には「視覚+聴覚+触感」のほうが記憶のためのトータル時間を短縮することができます。

 ちなみに「もっと効率的に勉強する技術!」という本にも同様のことが書いてありました。

NO11 Excel等の読み上げ機能を利用せよ。

 エクセルなどのソフトには読み上げ機能があります。読み上げ速度は遅いですが、ぼーっとしながらでも聴けるのはなかなかのものです。
 ついでに、パソコンのWindows Media Playerも使えば、スピードアップできるのでいいですね。(NO8参照)

NO12 Windows Media Playerなどを利用して速聴せよ。

 Windows Media Playerでは速聴が可能です。速聴で記憶力が上がるそうです。
 同じ事を何度も聞く場合には、速聴は非常に効果的です。

NO13 集中的に勉強せよ。

 試験日までの日数と計画をいつも頭に置いてください。そうすれば、多くの誘惑(遊びやつきあいの飲酒等)に打ち勝つことができます。
 試験日までの日数については、技術系公務員も資格をとろう!を利用してください。
 ただし、まだまだ日にちがあるので「安心」とはならないように気をつけてください。

NO14 5択は全ての選択肢(の内容)をマスターせよ。

 多くの方は、過去問を90%程度正解できれば(本番では合格基準ぐらいは正解できると思って)安心してしまいます。しかし、本番では過去問そのままの問題は出ないので、90%程度の正解率だけでは合格できないこともあります。
 例えば、「正しい文章」を見つける過去問では、「誤っている文章」を正しく修正できるようにならなければマスターしたとはいえません。そこまで行けば合格はほぼ確実です。
 しかしながら、全ての問題をそこまで調べるのは大変です。過去問についても、全ての選択肢について解説してあるものが手に入れば最高ですね。なければ、しょうがないので自分で作りましょう。

NO15 予想問題を作成せよ。

 予想問題を作れるようになれば、かなりの実力がついているはずです。
 筆記問題などでは予想問題を作ってみてください。仮に予想があたらなくても問題はありません。予想問題を作ることによって実力が向上していくはずです。
 5択などでは、不得意の過去問を集めるだけでも予想問題になります。(正答できないパーツを集めて5択を作れば、弱点克服につながります。

NO16 テキストは1冊と心中せよ。

 1冊のテキストをほぼ完璧に理解できれば、多くのテストは合格できます。もちろん、初級のテキストだけでは合格できないような場合には複数のテキストが必要です。
 ただし、問題集は1冊にこだわる必要はないと思います。多くの良問を解くことで着実に力が着きます。(もちろん、マスターしないままではだめですよ。)
 なお、テキストの選択は難しいので、可能な限り合格者などの意見を参考に選定してください。

NO17 テキストを徹底的に使い倒せ。

 テキストがきれいなままではなかなか合格できません。必要であれば書き込みやマーキングをしてください。
 特におすすめは勉強した日付を書き込むことです。そのことによって、何度勉強したのかわかりますし、自らの努力がはっきりして自信にもつながります。
 もし、忘れていたら再度勉強してください。復習することによって本物の知識になります。

NO18 挑戦した問題にはチェックをつけよ。

 問題集やテキストがきれいなままではなかなか合格できません。必要であれば書き込みやマーキングをしてください。
 特におすすめは勉強した日付を書き込むことです。そのことによって、何度勉強したのかわかりますし、自らの努力がはっきりして自信にもつながります。
 問題集には、できたかできなかったかの情報も書き込んでください。
 もし、忘れていたら再度勉強してください。復習することによって本物の知識になります。

NO19 模擬試験を受けよ。

 模擬試験は、時間配分や現状の実力を把握するために重要です。
 模擬試験を受けたら必ずその日のうちに復習してください。

 模擬試験を受けられない場合には、自分で模擬試験を行ってください。
 自分でやる模擬試験でも本番の時間割で行うことが大事です。
 時間内で解答できるかどうかが確認できます。

 模擬試験では、実際の試験合格を頭におくことが重要です。
 合格するためには、出来ない問題を捨てることも必要です。
 全問正解は不要です。解けなかった問題は後で復習すればいいんです。

NO20 寝ている時間(と仕事の時)以外はいつも試験のことを考えよ。

 起きているときはいつも試験のことを考えましょう。そして行動(勉強)しましょう。
 具体的には、移動時間にはテープ等を聞きましょう。(今なら、スピード調整したものが利用できます。テクニックNO6参照)
 覚えなければならないものは、スキマ時間を利用して覚えましょう。(例えば、電車の待ち時間に単語帳を利用して覚える。風呂の中に防水した資料を持ち込んで覚える。)
 手元に勉強道具がなかったら、それまでに勉強した内容を思い出す習慣をつけましょう。(会議の待ち時間などや寝る前に思い出す。)このことによって、記憶が強化されます。

 特に寝る前の復習は記憶の定着に効果的のようです。
 「脳を天才にする! 勉強法必勝バイブル」にも書かれていました。

NO21 試験当日の起床時間

 試験当日は、頭が働くように2時間前には起床しましょう。できれば、3時間前には起きたほうがいいそうです。
 試験が10時からなら最低でも8時、できれば7時に起きましょう。
 ちなみに、前日も同じ時間に起きることをお勧めします。可能ならば1週間前から習慣付けられれば最高です。

NO22 試験日の緊張のほぐし方

 試験場で、緊張をほぐすために深呼吸をされると思います。
 それはそれで正しいのですが、やり方にコツがあるようです。深呼吸は「吐く方」からやるのが大事です。ゆっくりと息を吐きましょう。肺が空になれば自然に息が吸えます。

 その他には、「貧乏ゆすり」と「肛門を締める」というのもあるそうです。「脳を天才にする! 勉強法必勝バイブル」にも書かれていました。
 私は「貧乏ゆすり」で自らの緊張をほぐしていましたが、そのことにより他人にプレッシャーを与えて(受験を有利にして)いたなんて考えていませんでした。
 (貧乏ゆすりは自分のリズムであり、他人はそのリズムに違和感を感じてストレスが増えるそうです。他人の貧乏ゆすりが嫌なのはそういうわけなんでしょうね。)

NO23 最後まで諦めるな、じたばたせよ。

 時間が無くなれば無くなるほど、(あきらめない限り)集中力は向上します。
 高い集中力は高い記憶力につながります。(テクニックNO7参照)
 最後までがんばることが合格につながります。

 受験産業が試験会場の周辺で配ってくれる「チェックポイント等の資料」のチェックもやりましょう。